遊悠舎京すずめが募集しました「京都への恋文」の入賞者をお知らせいたします。表彰式は5月30日、嵐山の松籟庵にて開催いたします。
京都への恋文」講評
審査委員長 川端香男里
歴史と暮らしに根付いた奥深い京都の魅力を再発見し、広く世界に発信する活動を続けておられるNPO法人遊悠舎京すずめの創立10周年を記念して行われた「京都への恋文」コンクールは、手紙体の文章だけではなく、俳句・和歌、川柳、絵手紙というさまざまな形式を自由に選んで京都への思いを語っていただこうということで昨春発足しましたが、何と860篇もの応募を頂きました。
京都がどのようにして京都らしくあり続けてきたのかということが、これらの作品から、地元の方々、旅人として訪れた方々の生の声によってうかがうことが出来ました。京都が今後も京都であり続けるためのさまざまなヒントがここにはあります。
どの作品も興味深く、審査委員会でもどれを選ぶかということで苦労し、議論を重ねましたが、これは大変楽しい苦労でした。京都が日本人の心の「ふるさと」であり続けてきたことの秘密が応募作の多くで語られているからでした。
佳作も含め入賞された作品には、言葉のはしはしに何か人の心をゆさぶるものがあります。審査委員の方々の判断も、読みあるいは見る人々の心にどれだけ素直に訴える力があるかという点に主眼があったように思います。
見事な発想で始められた「京都への恋文」プロジェクトを支えて来られた遊悠舎京すずめの方々のご努力に深い敬意をささげます。
○京都府知事賞 松嶌 徹 大阪府
○京都市長賞 狩野 彰一 神奈川県
○京都新聞社賞 谷口 麻衣 京都府
○遊悠舎京すずめ理事長賞 野田 まりあ 愛知県
○審査委員長賞 池田 功 神奈川県
○佳作 田中 美恵子 大阪府
内川 泰子 福岡県
上柳 匡子 京都府
二瓶 博美 福島県
箱崎 美月 神奈川県
宮野 和子 兵庫県